TEST DRIVE 試乗オヤジのたわごと (クルマ大好き試乗オヤジの言いたい放題)

元・自動車評論家によるディーラーの試乗記。 いいクルマは動き出しの5m、交差点一つ曲がっただけで分かるもの。 これまでに乗ったクルマは1000台近くになるのではないでしょうか?自分で買ったクルマも30台以上になります。ブログだから書ける本音のインプレ。

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サーブ9-5

サーブ・ブランドはどうなっちゃうんでしょう?200912222.jpg
「皆さん、今日も乗ってますか?」

売るの売らないの? 結局ボルボも中国の吉利に18億ドルで売却されるらしいですし、サーブも北京汽車工業に行きそうですね?

なんだか寂しいですね!

代車で古い9-5に乗る機会があったので、少しレポートしておきます。


200912221.jpg
●概要
1997年デビューですから随分引っ張ってます。02と06にマイナーが行われています。

エンジンは2.3リッター直4ターボでチューンにより150psから260psまで多種ありますが、写真は01年で185psです。
昔あった2.0やV6,3リッターは06のマイナーで整理されています。


20091224.jpg

スタイル★★★☆
航空機メーカーらしくCdは0.31と優秀です。個性的ですが、やはりこのクルマはエステートがイメージです。
セダンだとCピラーの角度がどうも中途半端に感じます。

内装★★★★
デザインも独特です。
シートクッションが分厚くソフトなのが、特徴です。
リアシートもたっぷりしていてなかなか居心地のいい空間です。

ただクオリティーはさほど高くないようで、特にプラスチック部分は8年以上の歳月を感じてしまいます。
まあこのあたりがメルセデスとの値段の差なのですが(特に中古で)・・。

エンジン★★★☆
バランスシャフト付きで過給されることもあって、4気筒とは思えないほど静かでスムーズです。

大きなボディをなかなか効率よく引っ張ります。小さなエンジンを加給して大きなボディに載せるというのは最近の流行りですが、サーブは先見の明があったということでしょうか?

足回り★★★
ゆったりした周期で当たりの優しい乗り心地は独特ですね。

先のソフトなシートとあいまって良くできたアメ車を彷彿とさせます。GMの血は伊達ではありません。

しかしボディは流石に古いですね。9-3よりも大きい分、一段と緩くなっています。
同じくGM系のオペル・ベクトラベースのシャーシですが、このサイズだと流石にちょっとキャパ不足です。

それでも直進性を乱されるほどでもなく、アメ車ほどブッシュに頼っている印象もありません。

総合評価★★★
中国資本のもと、サーブとボルボはどうなってしまうのでしょう?

まあ、これまでもGM傘下だったわけですから、そう悲観的になることもないのかもしれませんが、個性的な世界遺産を台無しにするような事だけは避けてほしいですね。

まあ、ジャガーとタタのようにあまり口出しせず、これまでのスタッフに仕事を任せてくれればいいのですが。

そうそう9-5ですが、この個体のコンディションを見る限り、自慢の耐久性には? が残ります。
遺産保護目的の方は9-3をお勧めします。



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サーブ 9-5 エステート ベクター 

ちょっと古いか
サーブ 9-5
↑ベクターは下のエアロに比べホイールがちょっと寂しいですね。

「皆さん、今日も乗ってますか?」

以前に乗った9-3が恐ろしく良かったので、9-5も確かめてみたくなりました。

ところが、インポーターのヤナセに聞くと、9-5の試乗車は名古屋にしかないとのこと。

まあ、名古屋ならドライブがてら2時間コースかなと思っていたら、
なんと大阪まで陸送しますって! 

流石はヤナセ! 
申し訳ないですね! 

しかーし、もちろん評価には一切の手心は加えませぬ。


●概要
 97年のデビューです。GMファミリーのベクトラのプラットフォームですね。
 06年にビッグマイナーを受け、新幹線のような? 精悍なフロントマスクにリフレッシュです。 

 エンジンは以前あったV6は落とされ、何故か直4、2.3リッターのターボのみになりました。

 チューンは2種でこのベクターは低圧の185ps、エアロが260psとなっています。


サーブ 9-5
↑ショールームにあったエアロです。フラットなデザインのホイールが似合っています。

サーブ 9-5
↑白のセダンもなかなかの雰囲気。変なモノ感を醸し出していますね。

スタイル★★★★
 この独特のスタイルは個人的にかなり好きです。

 9-3ではレガシイB4に見えたフロントも、流石にゆったりとしたサイズを得て、伸びやかになりました。

このモダンと絶妙のキワモノ感のバランスはサーブならではでしょう?

 06年のマイナーで随分フレッシュな印象になりました。

 そろそろ大ナマズか山椒魚になりかけていたボディを
 ディテールの処理だけでこれだけモダンに蘇らせるのはなかなかなの手腕です。


 シンプルでクリーンな印象は北欧家具の「Bo Concept」あたりを思い出しますね。

サーブ 9-5
↑写真では分かりにくいですが、このウッドパネルが実にプラスチッキーで残念です。独特のキーシリンダーは乗る度に左手に持ち替えるのも面倒だし、助手席に子供を乗せた時など気を使います。

内装★★★
 内装はクオリティがもう一つです。
 プラスチックのチリの精度、ドアミラーの目隠しの部分は、ショールームにあったクルマも含め3台ともかなりずれていましたし、シフトレバーやステアリングシフトのスイッチなど重要な部分のガタが多いのは、気になります。

 ベクターに関してはスカンジナビアンテイストをそれだけで大無しにする、プラスチックそのもののウッドパネルも残念です。

 ただし9-3と同じ感触でサイズをさらにたっぷり取ったFシートは最高です。

 柔らかな皮による表面のソフトな感触は他ではちょっと味わえません。
 ソフトな皮のシートはシトロエンC5や昔のマセラティなどにもありましたが、最近のクルマでは久々です。
 この高級で繊細なタッチは病み付きになります。

サーブ 9-5
↑見た目は大したこと無いですが、表面の数センチだけが異常にソフトで幸せになれます。


サーブ 9-5
↑シフトレバーの剛性やステアリングシフトのガタなどが気になります。内装やボディの立て付けは9-3の方が上です。設計が古いためかアッパーモデルのクオリティーはありません。

サーブ 9-5
↑ウッドパネルの無い分、スポーティなエアロの内装。こちらの方がシックです。


サーブ 9-5
↑リアシートは折りたたみを重視してクッションストロークが制限されているため、フロントシートほどの心地よさはありません。

エンジン★★★ 低圧ターボの加速は実にリニアで扱いやすいものです。

 以前にプジョー308で指摘したようなターボの嫌な癖はまったくありません。
 街中でもアクセルを一定にしているのに、タイミング悪く勝手にブースとがかかって加速してしまったりするような扱いにくさは全くなく、単にキャパの大きいNAのようなスムーズなトルク特性です。

 それはいいのですが、不思議と振動が気になりました。

 9-3では4気筒でも驚くほどスムーズで">「ボンネットの中はオイルの海か!」と思ったほどですが、こちらはアイドリングから振動が気になり、終始このクラスとしては無視できないレベルの振動を感じました。
 試乗車は1万キロほど走行していましたが、その程度でこの状態は・・。
 設計の古いボディとマウントが原因でしょうか?
 以前にあったV6が恋しくなりました。
 
足回り★★
 こちらも残念ながら9-3のようなスペシャルフィールはありません。

 履いていたタイヤピレリP6000のトレッドの固さのせいもありますが、このクラスとしてはハーシュネスがコツコツときつく、癒されません。

 ホイールベースの割にフラット感もいまひとつです。確かにゆったりとした周期ではありますが、設計年次の古さを感じる乗り心地です。

 操縦性・安定性も飛ばすとそれなりに骨太な面も見せますが、まずボディの重さを感じさせます。
 ステアリングフィールは充実していますが、スムーズさと取り付け剛性において古さを感じます。

 9-3にあったまろやかさや心地よさはありません。


サーブ 9-5
↑テールランプやゲートの処理はビーエムっぽいですね。


総合評価★★★
 こうしたハードを承知で、サーブ9-5を選ぶというのはなかなか通な選択ではあります。 

 使い難さを承知で古城を買ちゃう貴族のノーブレスオブリーシュです。

 試乗オヤジはまだそれほどの財力も精神的余裕もないので選びませんが、
中古になればこれまた不当に安いので、中古のV6にしれっと乗るというならちょっとやってみたいです。

 オヤジはその昔プジョーの504Dという古城も持っていました。


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サーブ9-3 リニア 

沁みる乗り味
サーブ 9-3

↑試乗車の9-3リニアです

「皆さん、今日も乗ってますか?」

久々にサーブに乗ったら、恐ろしく良くなっていました!

今年乗ったクルマのベストです!

900の時はベクトラ入っていて、すっきりした乗り味ではありましたが、それほど感銘は受けませんでした。

ところが、この9-3は実にいい感じに完熟していて、しみいる乗り味になっていました!

ドイツ車から乗り換えたら渋滞も天国の癒し系です。

●概要
 9-3は2002年パリサロンのデビューです。

 ボディは900の5ドアハッチバックから普通のセダンになりました。後にカブリオレやエステートも追加されています。

 60周年を迎えた2007年にはビッグマイナーが施され現在の顔になりました。

 エンジンはこのリニアのL4、175ps、ベクターの209ps、エアロのV6、2.8リッターで255psの3種。
 全て経験の深いターボで加給されているのは、航空機をルーツとするメーカーらしいところです。

スタイル★★★★
 一見、何の変哲もない普通のセダンですが、マイナーでディテールがモダナイズされたこともあり、随分クリーンな印象になりました。

 よく見れば個性的、モダン&クリーンなスカンジナビアン・デザインであることが分かります。

 まっとうなボルボよりも、どこかヘンで心に引っかかるデザインはサーブならではでしょう。

サーブ 9-5

↑素晴らしくソフトな、とろけるシートです。9-5はさらにサイズが大きく、もう一つ良かったですね。

内装★★★★★
 デザインが凄いわけでも、品質感が凄いわけでもありません。

 ただこのシートの掛け心地だけで5つ★の価値があります!
 ぜひ、ショールームで座って確かめて見て下さい。

 子羊のように柔らかい革のシートはマシュマロのようにソフトで、座った瞬間に極楽温泉です。

 同じソフトでもフランス車のように纏わり付く感じではなく、サラリとしているのにこの深い感じは何なんでしょう? 
 形状は割りと平らでサポートはありませんが、もうそんなことはどうでもいいです。

 インパネがドライバーオリエンテッドなのは以前のBMWにも似て飛行機メーカーの矜持でしょうか。
 キーシリンダーがシフト手間にあるのも使いかってはともかく伝統ですね。
 
 夜間、目の疲れを軽減するために、スピードメーター以外の全ての照明を落とすことが出来るナイトビューも健在です。
 以前、試乗オヤジは900で夜間の高速をクルーズしたことがありますが、このナイトビューがロマンチックだったことを思い出します。
 「ピンポーン」というマッキントッシュのような警告音もムードがありました。夜間飛行の疑似体験ですね。
 
サーブ 9-3

↑こちらはナビとステアリングシフトが付く9-3エアロの内装です。

エンジン★★★★
 低速から自然に加給され、2リッターでも力強い印象です。

 なにより4気筒とは思えないほどの、スムーズさが印象的です。
 クランクシャフトの2倍の回転速度で互いに反対方向に回転するデュアルバランサーシャフトが効いています。

 これほど目の詰まった絹ごしタッチの4気筒はなかなかありません。

 30年ほど前に発売されたギャランΣのサイレントシャフト付きの4気筒、G53B、1850ccエンジン、はたまた24年前のW124、230Eの4気筒を思い出しました。

サーブ 9-3

↑9-3ベクターのカブリオレ

サーブ 9-5

↑9-5エステート

足回り★★★★★
 この水の上を滑るごとくのスムーズな乗り心地はなんでしょう?
 ドイツ車ばかり乗っていて久しく忘れていた感覚です。

 これははっきり病み付きになります。

 エアサス以外でこれほど浮世離れした乗り心地のクルマは、このクラスでは思い浮かびません。

 シトロエンのハイドロも高速でのフラットさや大きなうねりには強いですが、低速はコツコツきます。
 あたりのソフトさでは昔のZX並みです。それに加え遮音やボディは現代のクルマですからこの高級な乗り味は他に比べるものがありません。

 乗り心地ならBMWの3とは比べモノにならず、Cクラスと比べても味の部分で勝ります。

 
サーブ 9-3


サーブ 9-3

↑これだけサーブが一堂に集うのはヤナセ大阪支店でもフェアの時だけです。普段はキャデラックに半分以上奪われています。

サーブ 9-3

↑9-3ベクター エステート

サーブ 9-3

↑9-5ターボX。V6,2.8リッター280ps、世界限定2000台で日本には30台の割り当て

サーブ 9-3

↑この色と角度だとレガシイB4みたいですね

サーブ 9-3

総合評価★★★★★
 このクルマに乗ってからというもの、またまた悪い癖が出てきてしまいました。

 そうです、「クルマ欲しい欲しい病」です。

 足の固いエアロは除外するとして、ベクターもいいか! ショールームにあった9-5はシートがさらに大きく良かったぞ! と。

 とにかく年間に何十台と試乗している試乗オヤジが
久しぶりに「ビビッ」っときた(古!)クルマです。


 こういう相性のいいクルマはめったに出合えるものではありません。
 このちょっと古い感じも気にっています。

 朽ちかけて零れ落ちそうな、でも最高に甘そうなりんごの木を前にした子供の象のように、
 はたまた、きれいに年を重ねた女優を前にしたオヤジのように、

 いま、鼻を伸ばしながらカタログを眺めているところです。

 



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