「ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4」
”最高に楽しめるパレード”

ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4に試乗しました。
先月試乗したフェラーリF12に続いての大物ですね。ランボルギーニはそういえばガヤルドがデビューした当時に試乗して以来ですから10年ぶりぐらいです。その前といえばディアブロですから随分ご無沙汰な感じです。
ガヤルドは基本アウディのR8と同じだし・・なんてタカをくくっていたところもあったのかもしれませんが、やはり乗ってみたら全然別物ですね!流石はファイティングブル!その荒ぶる魂にすっかりやられてしまいました。

デザインは流石にいいですね。ランボルギーニと言えば誰もがイメージするカウンタックのテイストをうまく現代的に解釈しています。
それはフェラーリの曲線に対してあくまで直線的で大胆なウェッジシェイプを特徴とします。どことなくウラッコの面影も感じると言えばあまりにスーパーカー世代過ぎると言われるかも。。
全長×全幅×全高=4345×1900×1165mm。流石に全高の低さはスーパーカーのそれです。試乗車はシックなオレンジとブラックのツートンでルーフの部分がブラックアウトされていたこともあって一層低く感じました。またエンジンフードが透明なガラスとなっていてその存在をアピールするのも最近のスーパースポーツの流行に沿ったものです。スパイダーボディの方の場合、機構上ここはカバーが付きますからこれはノーマルボディの特権です。
全長も4345mmととてもコンパクトにまとまっています。伸びやかなアヴェンダドールのような怪物感はありませんが、そこがこのクルマの適度な日常性を醸し出しているフレンドリーな部分でもあります。フェラーリなら458と同じクラスですが、むしろこちらの方がさらりと都会的に乗れる感じもあります。
登場以来10年を経てこの存在感とフレッシュさを保っているのは見事としか言いようがありません。ライバルのR8や458よりも将来的にも古くならないような気がします・・。

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“X1より遥かにイイ”

Q5の好調に続いてこのQ3もかなりオーダーが入っているようですね。サイズ的には1545mmと背の低いBMW・X1よりもVW・ティグアンに近いディメンションです。グレードは170psと211psの2種ですが今回は211psの方に試乗しました。
スタイル★★
アウディらしいと言えばらしいですが、一言で言ってつまらないスタイルです。新鮮味は全くありません。
サイズはQ5と比較すると、全長は250mm短い4385mm、全幅は69mm狭い1831mm、そして全高が70mm低い1590mm、クーペらしさを狙ってハッチはかなり寝かされているようですが、それが逆に中途半端な印象を与えています。大体フォルムがカッコ良く無いのにそこだけ寝かせてもって感じです。
どうも丸っこくてドジな動物のイメージです。なぜ新型A8やA7のようなエッジのたったデザインから逆戻りしちゃったのでしょう?出た瞬間からちょっと古い印象です。
内装★★☆
やや高めの着座位置はX1より遥かに気持ちいいです。この種のクルマを買う意味があります。質感もアウディですからこのクラスとしては間違いなくいいのですが、期待が高いだけになーんだと言う感もあります。つまりここも古臭いと言うか、見慣れた古い方のアウディ・デザインなのです。オプションのブラウンレザーを選べば何とか洒落っ気は保てますがそれは30万もします。
ただしシートの掛け心地はたっぷりとしていて流石です。リアシートもラゲッジも十分な広さがあります。だからありきたりなダッシュのカラーやメーターのデザインが残念です。アウディブランドの先進性を視覚的には感じられません。
エンジン・ミッション★★★★☆
ココは流石ですね。211psの2リッター4気筒ターボに、フルタイム4WDシステムの「クワトロ」が組み合わされています。変速機は7段の「Sトロニック」で0-100km/hの加速タイムは6.9秒です。パワートレインはTTと同じですね。重量のせいでTTほど効率的に車速を上げる事はありませんが、全く不満の無い加速を持つことも事実です。
ツインクラッチ(Sトロ)のマナーも相変わらずいいですね。確かにV6のように粒の揃ったフィールはありませんが直4としては振動も少なく遮音も行き届いているので音質も不満はありません。パドルシフトがSラインにしか付かないのが残念です。
足回り★★★★★
ココがこのクルマのハイライトです。セダン系のアウディのような完全なフラットライドではありませんが、このクルマにはそれも合っています。適度にゆったりしたリズムは視点の高いSUVを流すにはちょうどいいリズムなのです。
Q5では用意される減衰力可変式ダンパー、アウディドライブセレクトが無くともその必要を感じさせないほど、乗り心地とハンドリングのバランスは高いものがあります。
そしてX1と比べていいのはポジションだけではありません。ステアリングがとても軽くて操作しやすいのです。X1のそれは全てのBMWの中で1番重くフィリクションも残っているかのような最悪のフィールでしたが、Q3は低速で軽く、速度を上げると自然に適度な重さになります。このステアリングフィールと乗り心地だけでもQ3を選ぶ理由になります。ブランニューにもかかわらず完成度が高いです。ココは間違いなくフォーシルバーリングス品質しています。
総評★★★★
X1にはほとんどの部分で勝っています。ティグアン(スポーツ&スタイル)とは同じ2リッターターボ&7速のツインクラッチでいい勝負ですが、Q3は価格が高いのが難点です。同じ装備にすると大体50万ぐらい変わりますね。自然な乗り心地でQ3が勝りますが、スポーティーな走りではティグアンも負けていません。予算に余裕があればQ3、無ければティグアン、もっとリーズナブルにとなればCX5もありますね。まあ、そういう意味ではアウディらしいと言うかちゃんと小さな高級車しています。
スペック:211ps:全長×全幅×全高=4385×1830×1615mm/ホイールベース=2605mm/駆動方式=4WD/2リッター直4 DOHCインタークーラーターボ(211ps/500-6200rpm、30.6kgm/1800-4900rpm) 車両本体価格479万円
(※この記事は2012年5月に書いたものです。有料版の記事の一部を加筆訂正
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