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TEST DRIVE 試乗オヤジのたわごと (クルマ大好き試乗オヤジの言いたい放題)

元・自動車評論家によるディーラーの試乗記。 いいクルマは動き出しの5m、交差点一つ曲がっただけで分かるもの。 これまでに乗ったクルマは1000台近くになるのではないでしょうか?自分で買ったクルマも30台以上になります。ブログだから書ける本音のインプレ。

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試乗 メルセデスベンツGLK350 4MATIC ブルーエフィシェンシー

今回のメルマガ「雑誌に書けないクルマの通知簿」Vol.108は

「メルセデスベンツGLK350 4MATIC ブルーエフィシェンシー」
“小さいながらもしっかりメルセデスの味”
今週もグランフロント大阪のメルセデスベンツ・コネクションで試乗してきました。希望の「GL」はオープン時の事故の影響もあってGW中はタクシーライドという同乗走行のみというのでパスして、今回は「GL」の弟分たる「GLK」に乗ってみることにしました。

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それにしてもスタイルに先代の明快さはありませんね。先代ははっきりとしたウェッジ・シェイブでキャラクターラインもいいか悪いかは別にしても勢いよく一直線に伸び、すっきりした感じはありました。

一転新型は丸くなりキャラクターラインは上下2本にわたりウネウネとうねっています。フロントもより大型のメルセデスのようにソフトな感じになり、全体のフォルムとしては小さなRクラスといった感じでちょっと歯切れの悪い印象です。お決まりのLED化によってかろうじてフレッシュ感を保っていますが全体としてさほど魅力的なフォルムには感じません。

いいのは0.26という驚きのCD値です。それとフィニッシュレベルと高さ、そして力技ともいえる大きなスリーポインテッドスターですね。まあこれさえあれば多くの人が納得するのでしょう。

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内装も昨年のマイナーでリフレッシュしました。水平基調のインストゥルメントパネルや丸型のエアコン吹き出し口など新しいメルセデスの文法にのっとってリニューアルされています。

質感も「Cクラス」同様かなりグレードアップしました。メーターやブラックの木目パネルなども最新のフェイズです。センターコンソールにあったシフトレバーは、ステアリングコラムへと移設され、小物入れも増えました。ただパーキングは古い足踏み式のままです。

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最近乗ったX3と比べるとやはり高級感もスムーズさもこちらが上ですね。すべてがメルセデスのレベルにあります。走行時の静粛性は、音源となる路面との距離が遠いSUVゆえの特性もありますが、フリクション低減が図られたという4MATICドライブトレインのリファインも効いているのでしょう。このあたりの高級感はQ5と双璧です。


以下、気になった方は登録月は1ヶ月(バックナンバーも含め4号分)は無料で読めますのでぜひチェックしてみて下さい↓
●有料版「雑誌に書けないクルマの通知簿」(¥315/月)


今週の無料版は
「メルセデスベンツB180ブルーエフィシェンシー」
“すっかり新世代のファミリーカー”

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知り合いのセールス氏からBクラスが入ったので乗ってみませんか?と嬉しい案内があったので早速出かけてみました。

初代が06年ですから6年ぶりの順当なフルモデルですね。例のサンドイッチ・プラットフォームも一新されています。年内に予定されているAクラスとともに新しい時代のFFメルセデスを量れるモデルだけに楽しみにしていた試乗です。


スタイル★★

ご存知のように初代は2階建てともいうべきサンドイッチ・コンセプトで登場しました。そのプラットフォームは将来のEV化を見越し、バッテリースペースと小型車の安全性確保を両立するとの触れ込みでしたが結局間に合わなかった感じですね。

この2代目は車高が50mmも下がっていますが、一応バッテリースペースは確保されています。時代の進化によってバッテリーが小型化されスペースも小さくてすむようになったというわけです。

それにしてもスタイルに先代の明快さはありませんね。先代ははっきりとしたウェッジ・シェイブでキャラクターラインもいいか悪いかは別にしても勢いよく一直線に伸び、すっきりした感じはありました。

一転新型は丸くなりキャラクターラインは上下2本にわたりウネウネとうねっています。フロントもより大型のメルセデスのようにソフトな感じになり、全体のフォルムとしては小さなRクラスといった感じでちょっと歯切れの悪い印象です。お決まりのLED化によってかろうじてフレッシュ感を保っていますが全体としてさほど魅力的なフォルムには感じません。

いいのは0.26という驚きのCD値です。それとフィニッシュレベルと高さ、そして力技ともいえる大きなスリーポインテッドスターですね。まあこれさえあれば多くの人が納得するのでしょう。


内装★★★★

内装は先代に比べ随分高級になりました。先代はプラスチックそのもので、ステアリングのエンブレムがなければとてもメルセデスとは思えませんでした。

それが新型ではダッシュ上部にはARTICO製の人工レザーを採用するなど、上級クラスと同じ素材が採用され、質感が大幅に向上しています。特にオプションのレザーシートは32万(パワーシートやシートヒーターとのセット)と高価なだけあって質感やカラーもメルセデスらしいものになっています。

またシフトレバーがステアリングホイールの裏からはえるコラムシフトタイプとなったのはいいのですが、せっかく邪魔なレバーがセンターコンソールから消えたのであれば、ウォークスルーにして欲しかったですね。膝元には大して使えそうもない小物入れが並んでいるだけです。これでは車高が下がったにもかかわらずフロアが低くなって車内高が高くなったメリットも活かしきれていない気がします。


エンジン・ミッション★★★

流行の1.6Lターボですが、122psと他社に比べチューンが低いせいかちょっとパワー不足の感が付きまといます。ちょっとスカスカというかトルクのつきもイマイチでBMWはもちろんプジョー・シトロエン・ボルボあたりの1.6ターボと比べても最もパワー感が低い感じです。エンジンのフィールも特にメルセデスらしい重厚感はもはやなく“シュー”っと軽く拭け上がるだけです。ターボの感覚は薄く低フィリクションのNAという感じです。

ミッションは7速でツインクラッチとしては驚くべきスムーズさですが、その反動かダイレクト感は薄く最初はてっきりCVTだと思っていました。出足なども全くショックはなく、不思議な事にCVTが滑る時のフィールそっくりにスタートします。

ただ一旦走り出してからのシフトダウンは流石に素早くストン・ストンとショックもなく一瞬で回転がドロップする様は正にツインクラッチ、見ているだけでも気持ちのいいものです。またアイドルストップも非常に良く出来ていて振動や音、スピードは同クラスのBMW・アウディを凌いでいます。


足回り★★★☆

乗り心地はベンツとしては僅かに硬さを感じます。これは使い慣れないランフラットのせいでしょう。試乗車はノーマルの16インチですが僅かにコツコツと路面の不整を拾います。スポーツになると17インチ、オプションでは18インチも用意されます。ファミリーカーとして使うにはココの確認は必要でしょう。

ハンドリングは軽快で安定し十分なポテンシャルを感じさせます。ちょっと残念なのは電動のステアリング・フィールが全く普通で、ベンツらしさというかどっしりとした直進性や重厚感といったものは持ち合わせていないことです。まあこれは先代もそうでしたし、未だにそれを望むのは古い世代のベンツを知る一部のマニアだけかもしれませんが、昔あったツーンと路面の不整を跳ね返すかのような圧倒的なボディの剛性感や、高回転になればなるほど粒の揃った回り方をするエンジンなどにベンツを感じる世代としては物足りなさを感じるのも事実です。

とにかく乗り心地やハンドリングに個性がなく、スッキリしている代わりにフランス車のような楽しさもありません。


総評★★★☆

先代のBクラスも1週間ほど借りて乗っていたことがありますが、先代も乗り味にベンツらしさはありませんでした。

新型は確かに6年分の進化は感じられますし、299万でこの性能のベンツが買えるならファミリーカーとしては全く良く出来ていると思います。だってスポーツ性で劣る分、ゴルフや1シリーズよりも広いし快適です。

実際、普段EやSに乗る家庭の奥様のセカンドカーという需要が多いそうで、レザーシートもパスして素のファミリーカーというか買い物クルマとして売れているといいます。Cや3、A4が今や500万になった今、このBクラスのサイズは確かにお買い得です。

クルマ好き(ベンツ好き)にはその乗り味にちょっと物足りない、何も主張しないし何も残らない部分もありますが、それでも国産車と比べれば遥かにしっかりとしている事も事実です。スポーティーな要素を望まなければ不満はありません。確かにBクラスの役割はそれでいいのかとも思います。


スペック:B180:全長×全幅×全高=4359×1786×1557mm/ホイールベース=2699mm/車重=1395kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(122ps/5000rpm、20.4kgm/1250-4000rpm)299万円


(※この記事は2012年6月に書いたものです。有料版の記事の一部を加筆訂正
し約1年遅れで配信しています。)


以下詳しくは↓
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