FC2ブログ

TEST DRIVE 試乗オヤジのたわごと (クルマ大好き試乗オヤジの言いたい放題)

元・自動車評論家によるディーラーの試乗記。 いいクルマは動き出しの5m、交差点一つ曲がっただけで分かるもの。 これまでに乗ったクルマは1000台近くになるのではないでしょうか?自分で買ったクルマも30台以上になります。ブログだから書ける本音のインプレ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

試乗 BMW320iグランツーリスモ

今回のメルマガ「雑誌に書けないクルマの通知簿」Vol.124は

試乗 「BMW320iグランツーリスモ」
“失ったものは少なくない!”


bm31.jpg
このところいいクルマ続きだった事もありで褒めちぎっていたものですから、読者の方から“もっと辛口で”とお叱りを受けました。

まあいいものをわざわざ悪いとは言えないのでなんともなのですが、今回は大丈夫です?

BMWはVol.101でX3 xDrive20dブルーパフォーマンスを取り上げて以来ですから久しぶりですね。その時もちょっと評価低いですね?まあBMWは期待値が高いからか並みの出来ならどうしても評価が厳しくなります。その分高いわけですから仕方ないですよね?

この3のGT(グランツーリスモ)は2013年3月のジュネーブショーのデビューですね。5のGTが08年ですから5年遅れての登場です。5のGTがそれほど売れていないのに追加したのはサイズからして中国市場に投入した3のロングボディーを活かしたかったということもあるかもしれません。

bm32.jpg
前席のシートポジションは59mm高くなっています。リフターを使えばセダンとさほど変わらないポジションまで下げる事もできますが、そうすると81mm高い車高に合わせてセットされたダッシュやポジションに無理が出ます。

bm33.jpg

ホイールベースは110mm延長されています。結果、後席のレッグスペースは70mm拡大され5シリーズ以上の広さを誇りますが、後席のシートバックの形状が畳んだ時の収まりを重視したために平板で、見た目や座った時の居心地は良くありません。広いからといってこれをショーファーに使うのはやめた方がいいでしょう。


bm34.jpg
で、失った部分はどこなのか?端的に言って乗り心地とハンドリングですね。セダンとの落差が大きい気がします。

残念ながらその車高を担保するために乗り心地は荒く車体フロアの微振動も感じられます。昨今履き馴らしたと思われたランフラットの荒さもこのクルマでは如実に感じます。明らかにセダンやクーペに対して乗り心地もハンドリングも劣ると感じました。。


以下、気になった方は登録月は1ヶ月(バックナンバーも含め4号分)は無料で読めますのでぜひチェックしてみて下さい↓
●有料版「雑誌に書けないクルマの通知簿」(¥315/月)

次号は「ルセデスベンツ SL63 AMG」の予定です。お楽しみに!



今週の無料版は

「トヨタ・マークX 250G」
“ステアリングとミッション、乗り心地が・・”

KIMG0744.jpg



 佐藤浩市がふられて泣いている娘とドライブするCMのやつですね。つまり40代
後半から50代位がターゲットということでしょう。

 12年8月27日に約3年ぶりのマイナーを受けました。顔とボディ剛性や足回りの
見直し、静粛性の強化などが主なポイントですね。

 このマークXはデビュー当時も乗りましたが、果たして今回のマイナーチェン
ジでどう変わったのでしょうか?


スタイル★★★☆

今回は“目力”がデザインコンセプトですね。「LEDを点でなく蛍光灯のよう
に連続して見えるように工夫した」という新しいヘッドライトはなかなか個性
的です。

従来の3フロントマスクにはちょっと“ワル”入っていていましたが、今回か
らはシトロエンのDSシリーズとまではいきませんが、ちょいアバンギャルド風
のマスクではあります。

プロポーションも基本的にワイドトレッド&ウェッジでスポーツセダンの定石
通りです。惜しいのはAピラーの付け根あたりのラインが煩雑でフェンダアーチ
やらキャラクターラインが交錯していることです。ちょっとゴチャゴチャした
感じで装飾過多に感じます。

 ただ個性的なマスクのおかげで“マイナーしました”の印象は強いものがあ
ります。マイナー以前のX(ペケポン)の顔はちょっと否定的な意見が多かった
のでフレッシュ感もあり良かったのではないでしょうか。


内装★★

一方、内装は変わり映えしません。ダッシュの垂直の2本の柱はレンジローバ
ーのパクリっぽいし、垂直のインパネは圧迫感があります。救いはインパネ上
段の左右に走る凹面ですね。ここで少しボリュームを削いだのは正解でしょう。
多少はすっきりとします。

 まあ、ダッシュは先代の無駄なものを削ぎ落としたモードなタイプがユーザ
ーに受け入れられなかった経験からか、従来のトラッド方向に戻っちゃった感
じですね。

質感はこのクラスとしてはぎりぎり及第点といったところでしょうか。例えば
ドアハンドルのステッチはダミーでプラスチックの成型だったり、ステアリング
の革の質がドライバーズカーとしてはがっかりするほど滑りやすいものだったり
するなど、もう少し頑張って欲しいなーと思うところがすぐに見つかります。

後席のヘッドクリアランスがぎりぎりなのもこのクラスのセダンとしては気に
なるところです。


エンジン★★
 
エンジンは2.5Lと3.5Lの2種ですが、今回試乗したのは売れ筋の2.5リッターV6、
DOHC24バルブ(203ps/6400rpm、24.8kgm/4800rpm)です。

このエンジンは以前に試乗した時もそうでしたが、軽快に回りパワーもそこそ
こなのですが、V6としてはフィールがいまいちがさついているのが残念です。
今回のマイナーで静粛性を強化したとのことで確かにパーシャルでは静かなの
ですが、回すと「ザー」と安っぽい音が遠慮なく侵入してきます。

フィールは3.5Lの方がずっといいですね。こちらは318psと十分なパワーがある
だけでなく、回転の粒が詰まっていて、3500rpmからは控え目ながら「クォーン」
という澄んだ音さえ発生してくれます。まあ、90万も高くなるのですからそのぐ
らいのことはやってもらわないと困るのですが。

また今回は6ATのミッションがトヨタらしからぬショックを発生していたのが
気になりました。スタートが難しく少しラフに踏み込むとドンと出るような癖が
ありました。スムーズさを信条とするトヨタ車としては解せない感じです。マイ
ナー以前にはなかった挙動なのでもしかするとラフに扱われた試乗車ゆえの個体
差かもしれません。


足回り★★

 エンジンの件と同様、解せないのが乗り心地です。今回の仕様はシリーズで一
番ソフトな筈ですが、トヨタ車とは思えないほど、細かなショックを伝えていま
した。サス自体は柔らかいのに路面の継ぎ目でコツコツと鋭角的なショックが伝
わります。トヨタお得意の「カドまる」さえ出来ていないのです??これもマイ
ナー前には感じられなかったことです。

 Sパッケージだとモノチューブ式の電子制御ダンパー、専用スプリング、スタ
ビライザー、ブッシュ等を組み合わせたAVS仕様となったり、PREMIUM系だと大小
入力を効果的に吸収する新構造のFADショックアブソーバーが採用されたりする
ので、そちらを選べばまた違った印象になるのかもしれません。

しかし、マイナー前に乗った個体も素の250Gでこんな特性(コツコツ感)は感
じられなかったので、もしかすると今回のマイナーでボディ剛性の強化のために
35箇所増やしたというスポット増しがマッチング的に悪い方向に働いたのかもし
れません。

 一方ハンドリングのバランスはいいです。3.5Lよりもノーズが軽く軽快に感じ
ます。コーナリング中の前後バランスもよくFRの楽しさを感じられる素直なハン
ドリングとなっています。

ただ問題はまたまたステアフィールです。これだけで眠くなってしまいます。
この曖昧な感じはどうしてもトヨタのメインストリーマーとしては残さなくては
いけないのでしょうか。

サスの固くなるSパッケージか350Sに装備されるVGRS(可変ギアステアリング)
ならばもう少しマシになるのかもしれませんが、この250GではせっかくのFRを活
かせていません。FRならではのトルクステアのない自然なステアフィールを味わ
いたいものです。


総評★★☆

“やり残したことをすべてやりきる”が今回のマイナーのテーマだったと聞きま
すが、その割には??という感じですね。

アイドリングストップ機構の採用もなくエコカー減税の対象者になるわけでもな
く、欧州勢のように8ATやダウンサイジングターボなどの提案があるわけでもなく、
顔以外に目新しさはありません。

静粛性やボディ剛性、空力(アンダーカウル等の採用で)の改良などによって煮
詰めたという走りも、こと250Gに関してはほとんど効果が感じられません。

次期マークXはFF化されるという話も聞こえています。最後のミドルクラスFRとし
て有終の美を飾って欲しかったものですが、どうにもスッキリとしない乗り味が残
念な感じです。


【スペック】250G:全長×全幅×全高=4750×1795×1435mm/ホイールベース=
2850mm/車重=1510kg/駆動方式=FR/2.5リッターV6DOHC24バルブ(203ps/6400rpm、
24.8kgm/4800rpm)/価格=270万円


(※この記事は2012年9月に書いたものです。有料版の記事の一部を加筆訂正し
約1年遅れで配信しています。)


●次号無料版は「フォルクスワーゲンhigh up! 5速ASG」
“完璧VWがついに可愛さまで手に入れた!”の予定です。お楽しみに!


以下詳しくは↓
こちらは有料版の一部を約1年遅れで配信しています。無料なのでお気軽に!

●無料版「雑誌に書けない車の通知簿」


sijixyouoyaji2011.jpg


バックナンバーもまぐまぐで購入できます↓

まぐまぐバックナンバー

まあまあ今申し込んでも今月いっぱいバックナンバー含め4号は無料で読めますからぜひ試しに、試乗じゃなかった試読してやってください。そしてツイッターでもメールでも何でもいいので感想をいただければ嬉しいです(甘口評価で)。

「雑誌に書けないクルマの通知簿」



●その他の活動です

最近力を入れているFacebookです
Facebook

メルマガ「雑誌に書けないクルマの通知簿」
http://www.mag2.com/m/0001255153.htm

電子書籍「ドイツ魂Vol.1&2」Appストア&パブーで発売中!
http://www.gigas-jp.com/products/deutschespirits/

電子書籍(ヒーリング絵本)「河童のカパと静かな森」スライドショー&BGM機能付き、大人が楽しむ絵本。
http://www.gigas-jp.com/products/kapa/

ツイッター
http://twitter.com/kapa0809

「試乗オヤジ」のマネージャーです。ご協力お願いします。ペコリ 

試乗オヤジのマネージャーです。


↓車 輸入車 外車のカテゴリーに参加しています

にほんブログ村 車ブログへ



ブログランキングに参加しています。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:新車・ニューモデル - ジャンル:車・バイク

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sijixyouoyaji.blog18.fc2.com/tb.php/346-badc0aac
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。