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TEST DRIVE 試乗オヤジのたわごと (クルマ大好き試乗オヤジの言いたい放題)

元・自動車評論家によるディーラーの試乗記。 いいクルマは動き出しの5m、交差点一つ曲がっただけで分かるもの。 これまでに乗ったクルマは1000台近くになるのではないでしょうか?自分で買ったクルマも30台以上になります。ブログだから書ける本音のインプレ。

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試乗 ホンダN WGN Gターボパッケージ

今回のメルマガ「雑誌に書けないクルマの通知簿」Vol.137は
「試乗 ホンダN WGN Gターボパッケージ」
“クルマ好きに響かないホンダなんて!“


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11月22日に発売されたばかりのホンダのN-WGN に乗ってきました。

結論から言えば、うーん、これが「NEW NEXT NIPPON NORIMONO」だったら我々日本人は報われないですね。デザインにも走りにも楽しみがないです。

内外装のセンスは相変わらずやんちゃ路線というか昔のホンダの垢抜けたセンスは何処に行ったのでしょう?数が売りたいからって大衆に媚びてい。てはホンダの存在意義がありません

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パワートレインもスリップ感の強いCVTがやはり全てを台無しにしていますね。試乗したのはターボ仕様でしたが、とにかくダイレクト感が皆無でアクセルレスポンスが悪く加速中は常にタイムラグがあります。もうただ待つしかない状態です。ドライバビリティーで重量の重いN-BOXと変わらないというのはちょっと寂しいです。

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ンジンもそうなら足もヌルイですね。乗り心地はトレッドの硬さを感じる割にはシャキッっとしません。ステアリンフィールも甘すぎます。ダイレクトなフィールは期待できません・・。


以下、気になった方は登録月は1ヶ月(バックナンバーも含め4号分)は無料で読めますのでぜひチェックしてみて下さい↓
●有料版「雑誌に書けないクルマの通知簿」(¥315/月)

次号は「アクセラ・スポーツ20S Touring」”ついにゴルフを超えたか!”の予定です。お楽しみに!


今週の無料版は
「メルセデスベンツCLS63AMGパフォーマンスパッケージ」
“優しい活火山”

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2代目となったCLSの最上級モデルCLS63AMGに乗ってみました。

AMGと言えば本格スポーツカーなのでSLやC・Eクラスのイメージが強く、このち
ょっと洒落たスタイルのCLSにはキャラクターとして合わないのでは?なんて乗
る前には考えていました。

CLSはAMGの強力なパワーよりも550あたりのユニットでエレガントに静々と走る
方が相応しいのではないかと考えていたのです。

ところが、実際に乗ってみると、このちょっと低めのポジションとワイドなボデ
ィによる安定感、それに加えてフル4シーターの実用性を併せ持つCLSは、AMGの
パワーを得て正に最強ではないかと考えを新たにしました。

SL並みに低いポジションによる軽快なハンドリングとEクラス並の居住性はスポ
ーツ性と実用性を高い次元でバランスしています。多面性を持ったCLSはAMGの中
でもかなり魅力的なクルマだと感じました。


スタイル★★★★

顔はまんま最新のメルセデス流ですね。ライトはもちろんフルLEDで片側だけで
71個ものLEDが使われています。

プロポーションは他のメルセデス・セダンと違ってCピラーからなだらかに続く
垂れ下がったリアを特徴とします。それはワゴンのシューティングブレークでも
同じですね。

トランクスペースや空気抵抗では不利になるこの処理をするのは、CLSが実用性
だけではなくエレガンスを重視しているモデルだからです。

それでも初代の線の細さは無くなりぐっと力強くなりました。盛り上がったリア
フェンダーなど初代には無い処理ですが、このAMGにはむしろしっくりときます。

まあ、初代では議論を呼んだこの4ドアクーペ・スタイルも今や誰も意義を唱え
る事が無くなったのはメルセデスが示したその販売実績と美しさ故のことでしょ
う。

試乗車はオプションとなる「AMGカーボンエクステリアパッケージ」が付いてい
たのでカーボンファイバー製のトランクリッドスポイラーリップとリアディフュ
ーザーが付いていました。


内装★★★★☆

内装はこのクルマのハイライトの一つですね。EクラスではなくCLSを選ぶのは
この豪華な内装に魅せられるユーザーも多いからだと聞きます。

AMGではダッシュにはリアルカーボンが張られダッシュもトリムもフルレザーと
なります。試乗車はさらに「デジーノ」と呼ばれるオプションの高級なレザー
シートが付いていました。

機能も充実していてシートヒーターはもちろんマッサージ機能やコーナリング
時に外側のサポートを締める機能なども付いています。ちなみに時計はIWC製で
す。

AMGのステアリングは左のみですね。ポジションはEなどのセダン系よりももち
ろん低く、それがスポーティーな印象を助長します。グリーンハウスが小さく
相対的に高い位置にあるドアやダッシュも囲まれ感を演出している要素です。

一方リアシートも十分に使えるスペースを持っているのもこのCLSボディの特
徴です。見かけよりもヘッドクリアランスは確保されており大人が座ってもど
こも窮屈なところはなく、むしろその囲まれ感が心地いいぐらいの濃密で贅沢
な空間に仕上がっています。


エンジン★★★★

このM157型は先に「CLクラス」や「Sクラス」に搭載されて世に出たAMGの新
しい主力ユニットですね。従来の6.2リッターから5.5リッターへとダウンサ
イジングしたV8エンジンは直噴化とツインターボによる過給により、11psの
パワーアップと約30%の燃費向上も実現しています。

スペックはV型8気筒5.5リッター直噴ツインターボで、CLS63 AMGではノーマ
ルが最高出力525ps/5250-5750rpm、最大トルク71.4kgm/1750-5000rpmですが、
試乗車のパフォーマンスパッケージでは最高出力が557ps/5500rpm、最大ト
ルクが81.6kgm/2000-4500rpmまでアップします。市販車では間違いなく最強
の部類です。

サウンド及びフィールはAMGそのものでファンの期待を裏切らない仕上がり
です。つまりスタートボタンを押すと「ブババババーン」と盛大にスタート
したかと思うとアイドリングから迫力の重低音サウンドを発し密度の高さを
感じます。

NAのM156と比べると低中速トルクが強力になっている事が印象的です。確か
にNA特有の繊細さやリニアな加速感という意味では僅かに譲りますが、トル
クの厚さは圧倒的でアクセルを踏めば即座に望むスピードと場所に連れて行
ってくれます。どの速度どのギアにあってもひとたび前が空けば一瞬でワー
プするという意味ではこれ以上のユニットを知りません。

またAMGのM157がツインターボながらレスポンスとリニアリティを重視して
いる事も十分に伝わります。つまりこれほどのパワーでありながら急激なト
ルクの盛り上がりもなく極めて扱いやすい性格に躾けられています。

またその正確な印象を高めているのは良く出来たAMGスピードシフト(ツイ
ンクラッチ)によるところも大きいです。スタートもスムーズでシフトショ
ックも皆無、つまり完璧にメルセデスの基準にあります。
MCTのモードは、「C」(コンフォート)、「S」(スポーツ)、「S+」(ス
ポーツプラス)、「M」(マニュアル)の4段階に切り替え可能。S+でシフト
スピードが最速となりますがそのモードでも不快なショックはありません。
スタートダッシュを決めるローンチコントロールも付いています。

またアイドリングストップ機構も標準装備となっています。マナーもこのク
ラスに相応しい出来です。停止滑らかで再始動も迅速で振動も最小です。た
だ迫力のあるサウンドイメージのAMGだけに、信号待ちでエンジンが止まる
と不思議な感覚ではあります。


足回り★★★★

ノーマルでもそうですがCLSのいいところはメルセデス特有の湿ったという
か外界から完全に隔離された快適な乗り心地と、楽しく爽やかなハンドリ
ングを両立していることでしょう。

AMGは「AMG RIDE CONTROLサスペンション」となりますが、これはダンパー
の減衰特性を「COMFORT」「SPORT」「SPORT+」の3段階から選ぶ事が出来
ます。しかし「SPORT+」にしても硬さが変わるだけで直接的なショックは
一切伝えません。ボディの剛性感が高いのもこのCLSの特徴です。「SPORT+」
にしても快適な印象を失わないのはこのボディの貢献も大きいと思います。

星が1つ足らないのは電動のパワステが今ひとつ路面感覚を伝えない事です。
当日は雨が降っていた事も影響したかもしれませんがもっとソリッド感が
欲しいと感じました。

ただフィールは実に滑らかで高級感の高いものです。まあこのステアリン
グと浮遊したサスペンションがメルセデス流の乗り味と言うか快適性の一
員かもしれませんが。


総評★★★★

今回の試乗はあいにくのウエット・コンディションだったので、その性能
をフルに試す事が出来ませんでした。だってちょっとアクセルを踏み込む
と直線でもホイールスピンをはじめESPが介入します。285/30-19のリアタ
イヤをもっても557psは流石にFRでは受け止められません。

それでも一切の不安がなかったのは流石にメルセデスだと感じました。
557psのパワーをFRのシャーシで雨でも不安なく走らせる。これは並みの技
術では出来ません。しかも一切の快適性を犠牲にすることなくです。

ライバルはパワーで言えばポルシェ・パナメーラ・ターボS(550ps/6000rpm、
76.5kgm/2250-4500rpm)がほぼ同等です。スタイルでいえばBMWの650iグラ
ンクーペやアウディS7辺りでしょうか?

スポーツ性でいえばパナメーラに軍配が上がりますが、ボディサイズや小回
り性、実用性などはCLSでしょう。価格もパナメーラ・ターボSの2481万に比
べればリーズナブルに感じます(GTSなら1554万ですが)。メルセデスの乗
り味に慣れた人、AMGのサウンドやフィールが好みと言う人には迷う必要は
ありません。間違いなく最新のAMGモデルに相応しい内容を持っていると思
います。


【スペック】全長×全幅×全高=4995×1880×1410mm/ホイールベース=
2874mm/車重=1900kg/駆動方式=FR/5.5リッターV8DOHC32バルブツイン
ターボ(557ps/5500rpm、81.6kgm/2000-4500rpm)/価格=1755万円(AMG
パフォーマンスパッケージ)


(※この記事は2013年1月に書いたものです。有料版の記事の一部を加筆訂正し
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