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TEST DRIVE 試乗オヤジのたわごと (クルマ大好き試乗オヤジの言いたい放題)

元・自動車評論家によるディーラーの試乗記。 いいクルマは動き出しの5m、交差点一つ曲がっただけで分かるもの。 これまでに乗ったクルマは1000台近くになるのではないでしょうか?自分で買ったクルマも30台以上になります。ブログだから書ける本音のインプレ。

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試乗 BMW428iクーペMスポーツ

今回のメルマガ「雑誌に書けないクルマの通知簿」Vol.147は
「試乗 BMW428iクーペMスポーツ」
“乗り味で勝負するクルマ”


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思えば日本でのクーペ市場が絶えてから久しいです。プレリュードやソアラ、シルビアといったクルマはミニバンや軽、ハイブリッドにすべて食い尽くされました。

難解でそれを発揮する場所の無い日本では、残念ですが数字で分かりやすい燃費や広さにしか目がいかなくなってしまったのです。

4シリーズはそんなシロモノの対極にあるクルマです。カタログではセダン比、狭くて30万ほど高いだけのクルマです。


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4の価値はその走りです。低い重心による気持ちのいいハンドリングと揺れの少ない快適な乗り心地。同じコーナーをミニバンの3割増しのスピードで抜けてもドライバーはもちろん乗員の疲労も少ないはずです。

残念ながら今の日本ではそのことに価値を見出す人はほんの一握りになってしまいました。BMWの4シリーズはそんな走りの質にこだわる人のクルマであり目に見えない中身で語られるべきクルマです。走りの質にこだわる贅沢な大人のクーペです・・。


以下、気になった方は登録月は1ヶ月(バックナンバーも含め4号分)は無料で読めますのでぜひチェックしてみて下さい↓
●有料版「雑誌に書けないクルマの通知簿」(¥315/月)

次号は「日産フェアレディZ NISMO」
”やはりスポーツカーは楽しい”



今週の無料版は
「ジャガーXJ2.0ラグジュアリー」
“デビュー時の欠点が直っていない?"

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このジャガーのフラッグシップセダンXJ(X351)シリーズが7年ぶりにフルモデル
チェンジし日本に入ってきたのは2010年6月です。5リッターのポートフォリオに
ついてはこのメルマガでも2011年4月に取り上げていますが、今回試乗したのは
約3年遅れで追加された4気筒2.0です。

いよいよこのクラスにもダウンサイジングの波ですね。日本でも近々4気筒がク
ールということが認知されるでしょうか?


スタイル★★★★★

ここはこのモデルのハイライトですね。先代まで続いたXJのイメージときっ
ぱりと決別したスタイルです。

デビュー時から賛否両論ですが、私ははっきりと肯定派です。それは新型がフ
ォルムとしてはるかに新しいだけでなく高級車としてのオーラも十分に持って
いるからです。 

全長×全幅×全高=5135×1900×1455mmの堂々たるボディをクーペ的にまとめ
たのはこのクラスではなかなか斬新です。この独特な6ライトクーペのスタイリ
ングを手がけたのは「XF」と同じく、元アストン・マーティンのイアン・カラ
ム。

新しさのポイントは、ブラックアウトしたリアピラーですね。細いAピラーと
薄いルーフの軽快感は伝統的な3ボックスイメージなど微塵も感じさず、非常
にモダンな印象です。そして嬉しいのはジャガーのポイントである繊細さとエ
レガントさも持っていることです。

先代と決別し、新しい時代を切り開いていこうとする姿勢は高級車として評価
できると思います。ジャガーのアイデンティティは昔からスタイルとバリュー
で時代の先端を行くことだったと思います。その意味で新型は、スタイルは変
わってもその精神において、先代の保守的なスタイルのX350よりもはるかにジ
ャガーらしいと思っています。


内装★★★★
 
内装も新しいテイストが取り入れられています。一見、ウッド&レザーの世界
は従来のジャガーワールドかと思いますがそうではありません。サイドまで丸
く続くウッドのラインや、コンパクトにまとめられたメーターナセルなどはラ
グジュアリークルーザーのテイストを取り入れています。

実寸よりもダッシュを低く小さく纏めることで、ドライバーにサイズの割にコ
ンパクトな印象を与える事に成功しています。これが高級パーソナルカーの雰
囲気を与えます。

速度計や回転計をバーチャル表示する12インチのカラー液晶パネルや、巨大な
センターコンソールの上にせり上がってくる例のドライブセレクターなどディ
テールもモダンでハイテク感のあるものです。

もちろん高級感は申し分なしです。特に厳選されたその素材やカラー、手仕事
感のあるステッチや豊富なメッキ仕上げの華やかさなど、日本車がいまだ逆立
ちしても敵わない部分です。

この2.0では限られますが、上級グレードではオーダーによってかなりのカラー
バリエーションを選べます。このクラスの輸入車を買う意味は個性的な乗り味
だけでなく、正にこの部分にあるといえます。

★がひとつ足りないのは僅かに軋み音が出ていたからです。ここは1年前にも指
摘したのですが直っていませんね。初期モデルゆえの症状だと思っていたのです
が、このクラスの高級車では許されないことです。


エンジン★★★☆

注目の2リッター直4ターボエンジンは240psと34.7kgm。このエコプースト・エ
ンジンは「レンジローバー・イヴォーク」や「フォード・エクスプローラー」
で既にお馴染みのものです。

相変わらず2.0というキャパが信じられないほどのパワーとスムーズさをもって
いますね。素晴らしいエンジンです。

ATも他車の6速から8速にバージョンアップされています。これもシフトビジー
を感じさせないほどスムーズで実にいい仕事をしています。

1700kg台半ばの「イヴォーク」はもちろん、2020kgの「エクスプローラー」だ
ってかなりの走りをみせるのですから、この総アルミボディで1780kgのXJが走
らないはずがありません。


ではこれほどのエンジンなのに何故★が欠けるのか?そうマウントのせいか他
車に比べ僅かにスムーズさに欠けるのです。こちらの方がはるかに高いのに!
ここも内装の件と同様にテストドライバー不在の感がありますね。また、せっ
かくのダウンサイジングなのにアイドリングストップが無いのも残念です。


足回り★★★

前後ダブル・ウィッシュボーンのサスペンションはリアにのみエア・スプリン
グを持ちます。

タイヤサイズはフロントが245/45ZR19、リアが275/40ZR19。
乗り心地にいまやXJライドはありません。リアのピッチングを感じることも無
い代わりに、深く沁みるような情感もありません。

アルミボディになってからヒタヒタと重厚なタッチという感じではなくなりま
したね。昔のXJファンからするとやはりここは物足りない部分です。

そう、どこか少しつま先立って軽快に駆ける、という感じの乗り味になってい
ます。

ただハンドリングはいいです。ステアリングにほとんど遊びがないのは、ジャ
ガーの伝統通りで、ギア比も高級サルーンとしては異例に速く軽いボディ(ス
チールボディの競合車より約150kg以上軽い)とあいまってこのクラスとしては
非常にスポーティーでフィット感のある印象です。飛ばすと見事なドライバー
ズカーです

★が欠けるのは絶対的にはいいに間違いないのですが、この少々らしくない乗
り心地と、もうひとつはブレーキが最後に食いついてスムーズに止まれない件
です。少し前までの輸入車には多かった事象ですが、今のこのクラスではあり
えません。どううまく抜いても最後で少しつんのめります。これもデビュー時
から改善されていません。


総評★★★

ジャガーと言えば12気筒のダブルシックス!と言うのはかなり古い世代ですね。
いまやこの全長5mオーバーのフルサイズセダンを2リッターの4気筒ターボで走ら
せる時代です。次世代のメルセデスベンツSクラスも4気筒がデビューする予定で
すが、ジャガーは一足先にダウンサイジングに打って出ました。

スタイリングもそうですが、なかなかチャレンジングなその姿勢は評価できます。

しかし、その仕上がりはまだまだです。タタに抵抗して有能なテストドライバー
が辞めてしまったのでしょうか?エンジンマウントの件しかり、ブレーキや乗り
心地の件しかり、繊細なタッチやドライブフィールにこだわるジャガーとしては
ありえない放置ぶりです?

このXJはスタイルや内装に新たな魅力があるだけに本当に残念です。ちょっと
した煮詰めで素晴らしく先進的で魅力的な高級車になれたのにと思います。早
急な見直しを期待します。


【スペック】XJ 2.0ラグジュアリー:全長×全幅×全高=5135×1900×1455mm/
ホイールベース=3030mm/車重=1780kg/駆動方式=FR/2リッター直4DOHC16バ
ルブターボ(240ps/5500rpm、34.7kgm/1750rpm)/価格=900万円


(※この記事は2013年3月に書いたものです。有料版の記事の一部を加筆訂正し約
1年遅れで配信しています。)


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“かなり欲しいかも!”の予定です。お楽しみに!

以下詳しくは↓
こちらは有料版の一部を約1年遅れで配信しています。無料なのでお気軽に!

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