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TEST DRIVE 試乗オヤジのたわごと (クルマ大好き試乗オヤジの言いたい放題)

元・自動車評論家によるディーラーの試乗記。 いいクルマは動き出しの5m、交差点一つ曲がっただけで分かるもの。 これまでに乗ったクルマは1000台近くになるのではないでしょうか?自分で買ったクルマも30台以上になります。ブログだから書ける本音のインプレ。

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試乗 日産ティアナXV

今回のメルマガ「雑誌に書けないクルマの通知簿」Vol.149は
「試乗 日産ティアナXV」
“もはや内装まで中国向け?”


tea1.jpg
今回で3代目ですね。初代は2003年2月「クルマにモダンリビングの考え方」というコピーと、実際にもそこそこ洒落た内外装で当時垢抜けなかった日本のアッパーミドルセダンの中にあって一定層の市場を得ました。

まあ、2代目はその延長ですがいつもの惰性のモデルチェンジですね。時代の少し先を行っていた内外装は時代に追いつかれ個性を失いました。中国市場でしか売れないクルマに成り下がっていました。

tea2.jpg
そして今回この1月に登場した3代目です。結論から言って惰性の惰性というかもう国内のセダン市場は捨てたのでしょうね。だって目標月販520台ですよ。これではアイドルストップも衝突防止装置も付けられないわけです。

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それにとっぽいスタイルや内装を与えて中国市場でそっぽを向かれるわけにもいかないとなると・・。もうこれは初代ティアナの名誉のためにも名前を変えた方が良かったのではないかと・・?



以下、気になった方は登録月は1ヶ月(バックナンバーも含め4号分)は無料で読めますのでぜひチェックしてみて下さい↓
●有料版「雑誌に書けないクルマの通知簿」(¥315/月)

次号は「日産スカイライン350GT Type SP」
“これなら欧州プレミアムと勝負できる“です。お楽しみに!




今週の無料版は
「クライスラー・イプシロン プラチナ」
“小さな宝石までは後一歩”


__ 2

イプシロンは初代が94年、2代目が2002年ですね。ランチア・ブランドでしたが今
回はフィアットとクライスラーの提携もあって、まさかのランチアとクライスラー
の相互OEMでのデビューです。

ちなみにヨーロッパではイプシロンはランチア・ブランドのままで、逆に「クライ
スラー300」が「ランチア・テーマ」として販売されています。ただイギリスはラン
チアが早くに撤退したので300もイプシロンもクライスラー・ブランドで売られてい
ます。

日本もランチアはしばらく正規輸入されていませんでしたから販売網がなく、加え
てイギリス向けに作ったクライスラー・ブランドの右ハンドル車が使えますから、
クライスラー・イプシロンとして販売されたというわけですね。ちなみに製造はフ
ィアット500同様ポーランドのティヒ工場です。


スタイル★★★★★

1994年に登場した初代「ランチア・イプシロン」のデザイナーはピニンファリーナ
出身で、当時ランチアのデザインスタジオを率いていたエンリコ・フミアでした。
彼は156なども手がけ、リアドアのノブを目立たなくするなど、4ドアでありながら
クーペ的なスタイルを演出していましたが、その伝統はこの3代目にも活かされて
います。

顔はレトロな面持ちでちょっとクライスラーPTクルーザーの弟に見えなくもない
感じでうまくまとめています。

さらに「ランチア&イプシロン」らしいなと思うのは、ショルダーから縦型リアコ
ンビランプへ続く後ろ下がりのラインです。ルーフ後端を丸め、ルーフからテール
ゲートに滑らかに面が降りてくるのも2代目の特徴を踏襲しています。

このリアのシレっとした下向きのラインは、多くの車種が採用するウエッジシェイ
プのフォルムでは望み得ないエレガンスを醸し出しています。これはテージス以降
のランチアに共通する手法ですね。後のムーザやデルタもこのパターンです。

イプシロンは今やクライスラー・ブランドではありますが、現テーマ(300C)とは
違って明らかにランチアの血筋なのです。


内装★★★

特徴的なセンターメーターに見るようにココも基本的にランチア・デザインなので
すが、日本では売れない事もあって輸入されるカラーバリエーションが限られる事
が問題です。

この上級グレード「プラチナ」にはレザーシートが与えられますがこの質感もイマ
イチビニールっぽくて興ざめです。柄は凝っていますがその質感はランチアを名乗
るには(まあクライスラーですが)はばかれます。

これならファブリックのゴールド・グレードの方がいいです。本来はやはりイプシ
ロンはアルカンタラで乗りたいものですね。

シートも掛け心地がイマイチ、フィットしません。小型車の右ハンドル化の弊害で
ポジション(ステアリングポストとペダル)が僅かにオフセットしているのが原因
かと思います。

リアシートもフィアット500よりホイールベースが90mm延長された割には広くありま
せん。確かにレッグスペースは500と違ってどうにか座れるレベルにはありますが、
ヘッドクリアランスはその垂れ下がったルーフのために身長177センチの私ではサイ
ドが少し擦れてしまいますし圧迫感があります。

まあ、すべての座席でヘッドレストと3点式シートベルトを備え、エアバッグも6個
を標準装備するのは美点ですが、これも無理して5名乗車にするのではなく、本国の
ように贅沢に4名乗車とするべきだと思います。もう少し大振りなシートを与え少
し中央に配置すれば、立ち気味のシートバックも少し寝かせられますからずっと贅
沢な空間になったのにと思います。


エンジン★★★★☆

エンジンは「フィアット500」にも搭載される875ccの2気筒ターボ。つまりツインエ
アです。このパワーユニットは、2011年の「インターナショナル・エンジン・オブ・
ザ・イヤー」に選ばれたほどの実力で且つそのフィールも最高に楽しいものである事
はこのメルマガの読者ならばご存知でしょう。

ちなみにスペックは0.9リッター直2、SOHC8バルブターボ(85ps/5500rpm、14.8kgm/
1900rpm)です。

ミッションはAMT(オートメイテッドマニュアル)と呼ばれるシングルクラッチですね。
つまりシフトアップ時にも少し息継ぎがあります。

フィールは500よりも確かに少し高級に仕立ててあります。つまり静かにスムーズにと
いった方向ですが、そこはツインエアですからやはりかなり主張します。特に高回転
になると俄然元気になります。低速がトコトコと頼りないだけにその落差もありますが、
高回転では「ギューイーン」とターボが効き感覚的には非常に速く感じます。

ミッションはかなり低回転を保つセットです。街中ではノッキング寸前でトコトコと走
りますがこれはなかなか楽しいです。マウントの違いからか500と比べると僅かにシェ
イクする感じが気になりますが、これでアイドル振動を抑えているのかもしれません。

ミッションはやはり慣れないと気になる人も多いでしょう。慣れればダイレクトなフィ
ールは楽しめるのですが、シフトアップ時のタイムラグは500と同等です。シフトダウ
ンもパドルがあれば幾分ましになるのでしょうが、ツインクラッチに慣れた身には少々
の思いやりが必要です。


足回り★★★★☆

乗り心地はかなりいいです。イタリア車らしく、つま先立ちしているかのような軽や
かな足取りと安定した直進性が両立しています。

ハンドリングも思いのほか軽快です。ただペースが上がってくると500と比べるとリア
が遅れ気味になります。つまりボディ剛性が3ドアの500より落ちているせいか、リア
の動きが少し遅れてついて来る感じになります。なので飛ばすと500ほど気持ちよさは
ありません。

まあその分、ピッチングは押さえられ普段は落ち着きのある高級な乗り味になってい
るのですが。


総評★★★★

ここまで書いてきたように、ネガはポジションやボディカラーや内装色、それとミッ
ションです。実はガレージ伊太利亜に行けば、左ハンドル4人乗りのランチア・イプ
シロンを買えます。クライスラー版にはないツートンのボディカラーや内装を選べま
すし5MTもあります。しかもランチア・ブランドです!つまり、ほとんど全てのネガが
解決します。

正規代理店で買う「安心感」を優先する人もいると思いますが、このクルマを選ぶぐ
らいのマニアならば、クライスラーには悪いですが、やはりガレージ伊太利亜でラン
チアの魅力を追求するという人が多いのではないでしょうか?

私なら迷わずランチア・イプシロン左ハンドル、MT、ツートンといった仕様を選ぶと
思います。ただガレージ伊太利亜に行くとこのイプシロン以外にデルタやムーザなど
もあってますます迷ってしまうのが難なのですが・・。


【スペック】全長×全幅×全高=3835×1675×1520mm/ホイールベース=2390mm/車
重=1090kg/駆動方式=FF/0.9リッター直2SOHC8バルブターボ(85ps/5500rpm、14.8
kgm/1900rpm)/燃費=19.3km/リッター(JC08モード)/価格=260万円


(※この記事は2013年4月に書いたものです。有料版の記事の一部を加筆訂正し約
1年遅れで配信しています。)


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こちらは有料版の一部を約1年遅れで配信しています。無料なのでお気軽に!

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