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TEST DRIVE 試乗オヤジのたわごと (クルマ大好き試乗オヤジの言いたい放題)

元・自動車評論家によるディーラーの試乗記。 いいクルマは動き出しの5m、交差点一つ曲がっただけで分かるもの。 これまでに乗ったクルマは1000台近くになるのではないでしょうか?自分で買ったクルマも30台以上になります。ブログだから書ける本音のインプレ。

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ベントレー・ミュルザンヌ 試乗

「ベントレー・ミュルザンヌ 試乗」
”武士道を知る男のクルマ”


試乗の前にちょっとプライスをチェックして後悔しましたね!
3814万8800円(オプション込み)!

ロールスロイスのゴーストよりも1000万近くも高い!

まあ、乗っちゃったものは仕方ない。。

写真 4

確かに80年に発売された先代のミュルザンヌ(ロールスと同一)は直線基調の単調なデザインでした。

しかし、98年にロールス/ベントレーがVW/アウディに後の02年にロールスだけがBMWに売却されて以来、資金的にも潤沢なったこともあり、個別のボディが与えられ
絶滅危機種にあったベントレーは生き返りました。

もともとベントレーはデザインに拘りの強いブランドです。

個人的な好みで言えば、歴史上の白眉は1950年のH・J・マリナーのRタイプコンチネンタルでしょう。

これは2ドアの大型クーペで、今のコンチネンタルGTの祖父母に当たるモデルです。

巨大な白いボディを纏うこのクルマのスタイルはエレガンスの極みでした。
ネーミングもヨーロッパ大陸(コンチネンタル)を当時100マイル(160km/h)で駆け抜けたことに由来するなど、なんともロマンティックな成り立ちのクルマだったのです。


話が飛びました。

現行のミュルザンヌのスタイルは先代から一転、よき50年代のエレガンスを纏って復活しました。

ボディサイズは全長×全幅×全高=5575×1926×1521mm/ホイールベース=3266mm。

これはかの基準器メルセデスベンツSクラスが小さく見えるほどのサイズです。

顔はこの超大型ボディに平然と丸目2灯を与えるという大胆さです。
この大小のヘッドランプを組み合わせたフロントデザインは、1957年の「S1コンチネンタル」にそのモチーフを得ています。


特徴的なアルミのフロントフェンダーは航空機の技術を応用したといいます。
非常に凝った一体形成で、500度に熱したパネルに空気で圧力をかけて成形する「スーパーフォーミング法」という特殊な工法で作られます。
ここだけ見ても量産車にはとても出来ない所業です。

リアは垂れ下がったお尻に縦型のコンビネーションランプというなんともクラシカルな趣ですね。
これは馬車時代のトランクの名残を表現しています。


神は細部に宿るといいますが、ディテールも凝りに凝っています。

アンテナは無粋とトランクに内蔵されますし、楕円のドアハンドルは美しくクローム処理され内側には滑り止めのローレット加工が施されます。
格納式のラジエターマスコット「フライングB」は、41万2900円のオプションです。

ちなみにボディカラーはカタログに載っているものだけでも114色!
もちろんその他どんな色でもオーダーも可能です。

そして少し離れてみると、その全体のフォルムは威厳に満ちたものです。
その風格は磨きこまれた塗装の品質や隙の無いボディの建付けにもよりますが、ミュルザンヌの凛とした佇まいはこの独特なデザインによるところも大きいと思います。

このクルマは街の景色を変えます。

ミュルザンヌが歴史ある神殿だとするとメルセデスのSクラスは六本木ヒルズです。

このクルマを前にほとんど全ての高級車は子供っぽく見えてしまいます。


写真 2

革の香りも計算されています。
イタリア車のように甘すぎることもありません。英国車は男のクルマですからね。

革の質は最上のものです。フライングスパーよりも少し分厚く柔らかく、そしてしっとりもしています。

好みもありますが、こと革に関してはロールスのゴーストよりも上だと思います。
このクルマのお下がりがSクラスやレクサスに回ります。

リアシートの広さも特に高さでSクラスのロングを上回ります。
しかしSクラスのようなリクライニングはありません。
それは英国の流儀だからです。

クルマといえど外で寝そべるような姿勢は英国の紳士には許されません。
それがわがままな貴族や成金との違いです。

ベントレーはノーブレスオブリージュの何たるかを無言で示します。
マッサージはこっそり楽しめるのですけどね^^

時計はブライトリングです。
メーターは0が1時の位置にあります。
これは航空機スタイルの名残ですね。

そしてウッドパネルはよく見ると、運転席側と助手席側とで左右対称になっています。鏡のように左右で一致することから、ベントレーではこの仕上げ方を「ミラーマッチ」と呼んでいます。

ちなみにベントレー本社にはすべての顧客に対して同じ柄をキープしてあるそうです。

ちなみにインテリアは24色、カーペットも24色、そしてウッドが9種類の中から選びます。

この選択肢の多さが高級というものです。
つまり高級車のオーナーはここでも知性と個性を試されるのです。
まあそれはある人には楽しみでもあり、ある人には苦しみでもあるかもしれませんが。

ベントレーはオーダーから9週間かけて作られますが、この内装だけで170時間も使うといいます。

またミュルザンヌのトランクには専用のスケドーニ製の旅行鞄が用意されます。
大型のかばん2個、小型のかばん2個、折り畳み式のガーメントバッグ2個の合計6個がセットになったもので、デザインはインナードアパネルを模したものとなっています。


ここまで話してきてこのクルマの異常なクオリティの理由が掴めてきました。

このクルマのデビューは2010年、これがポイントです。
2013年にマイナーしたフライングスパーは価格(V8モデルで2000万円を切る)を抑えるためにコストダウンの匂いがします。

一方このミュルザンヌは価格差もありますが、VW/アウディグループがまだロールス/ベントレーにコミットし、過剰なコストを許容していた最後の時代かもしれません。

またベントレーは100年持つといわれています。
それはメーカーが100年間の部品の確保を約束しているという事なのですが、
この内装を見ていると本当にそんな気がしてきます。

100年後の風合いを見てみたい気になります。



写真 3

ミュルザンヌのエンジンは、6.75リッター・ツインターボです。

新しい?フォルクスワーゲン由来のW型12気筒ではなく、
その基本は50年前の由緒正しいLシリーズのV8、OHVです。

パワーアウトプットは2つのタービンの力を借りて、
最高出力512ps/4200rpm、最大トルク104.0kgm/1750rpm!

音はほとんど無音ですね。

イギリスのオートカーによると
「ミュルザンヌのアイドリング時における騒音計の
数値はたった39dBで、これはゴーストよりも5dBも小さい。
また80km/h時ではジャガーXJ3. 0Dより4dBも静かだ」とあります。

ただ無音といってもレクサスやSクラスのような人工的なものではなく、
それは自然に溶け込んだ無音です。

エンジンは風のように囁き、外界とはある距離をもってフレンドリーです。

この6750ccという巨大なキャパを持つエンジンの奥深さを知ると、
フライングスパーの新しいV8、4リッターツインターボでさえ
ちょっと乱暴でせかされる感じです。。


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